babillion’s blog

地球村人です。プロの翻訳者ではないが、趣味で文章を翻訳したり、気ままに感想文を書いたりします。コメント大歓迎です。よろしくお願い致します。

『孺子帝』第二巻完了にあたり、一旦停止して9月あたりより更新再開予定

約二年に渡り『孺子帝』の和訳を毎週欠かさず更新してきました。
一週間以上開けようとしているのは初めてです。
仕方がないとはいえ、残念でなりません。
翻訳の門外漢ですので、効率が悪く、恐らくプロよりずっと時間がかかっています。
最近、仕事と家庭のことで翻訳時間の確保が難しくなり、
新巻に入る前に、しばらく更新ストップそして準備の時間をいただきたいと思います。
目標として、今年の9月あたりから更新を再開する予定です。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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カクヨムにて、中国長編架空歴史小説『孺子帝』の和訳版絶賛公開中
中国の小説を日本語に翻訳したものですので、日本語的に至らないところがいろいろあると思います。ご指摘やご応援いただければ大変感謝です。よろしくお願いします。 
『孺子帝』のリンク先
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918841796

 

世界情勢から空想的なことを考えてみました

あろうことが隣国同士の戦争をこの目で見るとは……。
政治の話題をするつもりはないので、発散的な思考で未来について考えてみました。

土地、資源、エネルギー、国、人種、民族、文化、制度、歴史、思想、利益などの違いから、個人の考えに至るまで。
人間社会に争いがなくないことが知っています。
それなら、争いの仕方から「兵器」「軍事力」「戦争」だけ取り除いたらどうなるのでしょうか?
もちろん取り除けないことが知っています。
だから仮の話、「発散的な思考」と言うことです。
人間社会である以上、争い自体はなくならない。
しかし、争いを解決する方法は何も戦いや戦争だけではなく、いろいろな方法があるはずです。
例えば、議論論争で、スポーツで、技術開発で、頭脳競争で、ゲームで、投票で、ジャンケンとかでもいいじゃないでしょうか。
戦争だけはあまりにも愚かで非建設的で非生産的です。
死、悲しみと痛みと憎しみ、破壊、浪費、そしてごみしか生み出せません。
そういう人類はやはり愚かです。


人類が広大な銀河、宇宙を自由に駆けまわることができる日が待ち遠しい。
自分がそんな日を見るのはないだろうが、子供が大きくなったら、もう少し宇宙の夢を見てもいいような時代になってほしいものです。
ドンパチすらやめられない今を見ると、その見通しすらがないのが、悔しい。

山を見て登りたいと思ったら、縁のある人

中国語の抛磚引玉(ほうせんいんぎょく)にあたる日本語を探してみたら、
間違った解釈をした辞書もあったので、メモせずいられない。

------まず正しい辞書から引用------
https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E6%8A%9B%E7%A3%9A%E5%BC%95%E7%8E%89_%E6%8A%9B%E7%A3%9A%E5%BC%95%E7%8E%89%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
自分の未熟な意見をまず述べて他人の価値ある意見を引き出す,立派な意見を引き出す呼び水とする 
------引用完了------

------間違った辞書の引用------
https://yoji-jukugo.com/%e6%8a%9b%e7%a3%9a%e5%bc%95%e7%8e%89/
兵法三十六計の第十七計。自分にとっては必要のないものを囮にし、敵をおびき寄せること。
「磚を抛げて玉を引く」と訓読する。諺の「海老で鯛を釣る」と同義。
------引用完了------
それとらしく書かれていますが、意味合いが全然違いますね。

なぜ、抛磚引玉(ほうせんいんぎょく)という言葉を思い当たったかというと、
この素人のレンガ(《孺子帝》個人和訳版)を投げて、一緒に翻訳・校正する同好を引き寄せられたらという気持ちがあったからです。
必ずそんな人が現れるわけではないので、心で密かにこうなればいいなあと思っているだけです。

山登りがすきです。一人でのぼるのもすきですが、
道のりの途中で出会いがあってもいいもんだと思います。

昨日からは中国の伝統祝日、春節。
旧暦、月歴的に、今日から新しい一年の始まりです。
まだまだ冬が深く、寒い日が続いていますが、これから春が少しずつ近づいてきます。
今年も韓孺子の旅は続きます。
よろしくお願い致します。

 

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『孺子帝』100章台にあたり

近況ノートは久しぶりですね。

《孺子帝》を和訳して一年以上経ち、ついに100章台にたどり着きました。
新しい節目で本来いろいろ書きたかったが、最近新しい仕事が始まって結構忙しなり、疲れでついつい書く気がそがれてしまいました。まだまだ先が長いので、ゆっくりしていきたいと思います。読者様も気長にマターリに読んでいただければと思います。

とは言え、孺子帝の物語がいよいよ佳境に入ろうとしているところです。お楽しみに。

ついでに。自分はたまに前の章を読んで、気づいた日本語のミスや言葉表現を修正したりするかもしれませんが、内容の更新がないので、章の更新があっても読み返す必要がありません。もちろん、内容が忘れたための読み返しはご自由にどうぞ。

とりあえずこのぐらいでしょうか。それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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宮澤賢治の『雨ニモマケズ』を改めて読んでの感想

宮澤賢治の『雨ニモマケズ』を改めて読んで、考え、分からないところを理解しようと探求してみました。
『雨ニモマケズ』簡単のようで、奥深い詩ですね。
昔も二三度読んだことがあったのですが、
あまり深く考えずに、なんとなく素朴で人の心の奥底を響く力があったなあと感じました。


今回改めて読んだのは、日本語の文章を中国語への訳し方を研究するためでした。
最初の目的はそうでしたが、原文と参考訳文を相互に見て、
自分の理解も照らし合わせて考えると、いろんな疑問が出てきて、
更にネットを検索して、多くの人の理論と研究にたどり着き、
何時間も何時間も詩の解読に費やし、そしてこの過程を楽しんでいると、
なにやっているの?と妻に怪訝され、
説明しようと長々と言葉を並べてみたが、あくびで返されました。

 

何も考えず、斜め読む感じで、リラックスしながら文章を読む。
それはそれで一つの楽しみ方。
分からない単語や、前後関係、人物の行動原理、
ストリーの細部、はたまた作者の身の上や文章を書いた時代の社会環境などなど、
探求しながら理解しようと文章を読む。
それも一つの楽しみ方。
趣味としてやっている翻訳でも、下手なりに力の及ぶ限りでちゃんとした文章にしたいので、
楽しむための読むよりどうしても細部を探求するような読み方になります。
さらに、できるだけ正しい日本語にするために四苦八苦しています。
苦労して楽しんでいるとはこのことですね。
苦労せずも楽しい。
苦労しても楽しい。
まったく、人間って愉快なものです。

 

宮澤賢治さんって、
後世に大勢いの人が彼の文章を読んで、はっきりしないところを多くの時間を費やして考えたり解読に苦労しているのを知っていたら、やはり「クニモサレズ」というような節を書くのでしょうか。

 

ところで、あなたは『雨ニモマケズ』をどのような気持ちで読んだのでしょうか?

 

 

中国で行われる中国人のための外国語翻訳能力試験を受けてみた

文章力はなく、ただ思ったことを書いただけです。

 

■試験受ける動機
これまで仕事と趣味でずっと日本語と付き合ってきて、
自分にはどの程度の翻訳能力があるのか、客観的にみてみたい気持ちがありました。
いろいろ調べて、ある外国語の国家試験があるのが分かったので、受けることにした。
外国語という大きい括りで、一番多いのはもちろん英語で、
他にも、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、韓国語などあって、
計九つの言語が対象になっている。

試験なんて、学生時代以降、ここ20年くらいは受けたことなく、
少し……結構不安がありました。
特に日本語に関して、N1にパスしたのも20年以上経ちました。
翻訳もただ仕事上必要に応じて使っているだけで、
文章の翻訳を本業にしているわけではなかった。
いくら日本向けの仕事をしていたとはいえ、
メール、電話、会議、使う場面が限られるので、
別の工夫をしないと、言語能力がそれほどアップできません。
そして、今のようにいざと小説を翻訳してみると、
自分の力不足が痛感しています。
より自然な日本語の言い回しとか、敬語とか、
キャラクターの話し言葉に特徴を付ける技術とか……

■試験の申込
試験の実施日は6月中旬で、申込は4月。
学歴書類や身分証明書類の画像のアップ。
パソコン画面で試験種類の選択や個人情報の入力など。
最後に試験費用をアリペイで支払って終了。
実に便利で、これといった特別なことはありません。

■試験までの準備
ネット検索して、試験関連の資料を探してみました。
関連書籍や教科書などがいろいろあるだが、結構高いので、
今回はとりあえずネット上の資料でやってみることにしました。
見つけたのがほとんど断片的な情報だが、量がそれなりにあったので、
それらをもとに勉強してみました。
まとまった時間が足りないことや、なかなか集中できないなどの難関にぶつかりましたね。

■試験前日
試験の約二週間前にようやく試験会場が決まったので、
試験当日に迷子にならなために、その先日で場所の確認をしに行きました。
幸い、家に近かった。
近いというが、その感覚が人によって違うらしい。
個人的な感覚では歩きで1時間以内の距離なら、近いというイメージです。
何人か他の人に訊いてみたことがあって、どうやら他の人は近いというイメージは
5分か10分程度のことというので、結構認識のずれが大きい。
で、実際に速足で歩いてみて、40分かかるところだったので、
明日の当日でも歩きでいくことにしました。
試験会場はここ10年くらい建てられた新しい建物らしく、きれいです。


■試験の基本情報
試験時間:午前9時~11時、午後13時30分~16時30分
午前の内容(総合能力):語彙、文法、読解
この部分は答を選択するだけで、形式的にN1とほとんど同じような気がします。
午後の内容(翻訳実務):日本語→中国語の短文二つ、中国語→日本語の短文二つ。
この部分……かなり難しかった。
試験経過の詳細はまた後述します。

■受験の注意事項
試験を受けるのはあまりにも久しぶりだったから、
新鮮な気がして、書き留めることにしました。
受験に関する注意事項が事前にプリントしたA4サイズの受験票にびっしりになるぐらい多く、
記憶している分だけ簡潔に纏めます。
・試験開始前の1時間まえに試験会場に到着すること
(20分前なら分かるが、なぜ一時間も前なの?)
・試験に5分以上遅れると、入場不可
(あれ?1時間前に到着せよと要求しておいて、
五分以内の遅れなら認めるとは、なんか矛盾していない?
まあ、一時間前は推奨で、5分遅れ不可は最低限のルールだね)
・スマホ、スマート腕時計、電子辞書など一切の電子機器を持ち込み禁止
(至極当然だな)
・会場にメモ用紙が用意されている、個人による持ち込みは不可
(20年前なら……やはり不可だったな)
・黒いインクのペンの持ち込みしか認めない
(青い色はなぜだめなんだ?青いインクがかわいそうじゃん)
・会場に入る際、コロナのグリーンコードと体温がチェックされる
・会場に入ってからマスク着用必須
(分かる分かる。しかし、個人的に二、三時間の連続着用すると頭が痛くなるけど。まあ、我慢するけど)

■試験当日
会場には8時前に到着する必要があるので、
早めに朝ごはんを済ませて、少し余裕をもって、
7時10分、鞄を持って、家を出発しました。
8時の五分前に試験会場のあるエリアに到着、
ゲートの前にはすでに結構人が集まって、既に列を作っているので、
自分もそのまま入ることにしました。

・ステップ1
ゲートに入るところ、二つの検問がありました。
最初はコロナグリーンコードの確認、そして体温が正常かどうかをチェックされる。
ショッピングモールなどに入るときの確認は
中国全土が基本安全な今は結構適当になっていたが、
ここではひとりひとり丁寧にしっかり確認されていました。
丁寧なので、時間がかかっています。
二番目は受験者であるかどうかの検問。
身分証明カードと受験票の提示。
これも思った以上にしっかり確認されていた。

・ステップ2
ゲートから試験会場まで少し距離があって、5分ぐらいかかりました。
階段の上にある会場に登ると、二、三百人の受験者がすでにバラバラに集まっていました。
さすがに二十代前半の若い人がメインです。
それもほとんど若い女の子。
おそらくほとんどまだ大学を卒業していない大学の在校生ではなかろうか。
40代のおじさんとしては少し肩身が狭い思いです。
待機している間も暗記している学生の姿もあって、
おいおい、今更そんなことして大丈夫か、
自分の学生時代もそうしていたので、微笑ましい思いでした。
ミニスカート、ホットパンツで来ている子も見かけて、
目のやり場に多少困った気分にさせられました。
青春だなとしみじみ

・ステップ3
8時20分ぐらい、係りの人(恐らく大学の先生と学生)が十何人出てきて、
受験者に教室別で整列しろと指示してきました。
大人しく並べます。
九つの列ができたので、教室も九つに分かれているでしょう。
大体列ができた時点で、係りの一人が列の前で入場時の注意事項を言われました。
入場する前に携帯電話を切っておくようにと言われたが、おそらく本試験の前に切っておけば大丈夫だろうが、わざわざ言われたなら大人しく切っておきます。
しばらくして、教室別でそれぞれ入場しました。
教室に入る前に、教室の壁沿いに列を止められ、
改めて携帯の電源を切るようにと言われ、
ここで電源を初めて切った人も結構いました。
トイレも教室に入る前にすませろと言われ、また大人しく従いました。

・ステップ4
教室に入ると、鞄など手荷物を指定の場所に置き、
身分証明カードと受験票を改めて確認された。
今回の確認はすごく丁寧で、番号数字が一致しているかどうか、
本人の顔と写真もちゃんと見比べて確認された。
ここでびっくりしたのは、自分の番号に振り分けた席に着く前に、
金属探査機でボディーチャックされることだった。
そう、あの空港のセキュリティチェック使用されるような金属探査機と同じようなものだった。
すごい確認体制だなあ、と改めて思いました。
係りの人は四五人もいたので、スムーズに確認を終え、席につきました。

・ステップ5
私がいる教室には100人ちょっとの席があって、
試験開始になる時点で満席になったと思います。
そんな試験用教室は九つがあって、
全国の主要都市には全部試験会場があるので、
規模の大きい国家試験だなあと改めて思った。

大半の者がおおよそ席に着いたころ、
係りのものが前に出て、試験に関する注意事項を宣告した。
宣告は一回で済むかと思ったら、
試験開始するまでに二、三度ほど同じ内容を繰り返した。
そして、バラバラであとから受験者が入ってくるので、
係りの人は個別にその人に注意事項を改めて伝えるようにしていた。
なれない物々しい雰囲気で、なかなか落ち着いていられませんね。

ステップ6
開始時間の二十分前、システムにログインし、
画面に改めて注意事項と試験システムを紹介する内容が書かれていました。
模擬試験をうけたことがなく、システムに詳しくないので、内容を素直に読みました。
しばらくして、画面に時間のカウントダウンが表示され、いよいよ試験開始。
試験開始後間もなく、一人遅刻した受験者が慌てて入ってきた。
係りの人は素早く本人確認し、五分を過ぎてシステムログインできなくなる前に
その人を席に着かせ、ログインさせた。
おいおい、試験を遅刻するとはいい度胸だなあ。
優しい試験監督でよかったなあ。
おかげでこちらがまた気が散ったけどですね。
いやいや、他人のせいにすべからず、集中集中。

 

■試験内容
・ステップ 午前の試験
午前中の試験は特に難しくなく、
迷っていた答があったが、じっくり考える余裕がありました。
一つ印象に残った問題を記憶たよりに書き留めてみます。
「文章の中、『頬が皹だらけ、霜焼けの手をした女の子』という描写について、当てはまる選択肢を選んでください。
選択肢は四つあって、その中の二つを迷っていた。
一つ、その描写は女の子が貧乏の家庭の生まれを表す内容である。
一つ、その描写は女の子が寒いところから出たことを表す内容である。
後で調べて分かったことだが、上記の読解文は芥川龍之介の『蜜柑』の一節です。
芥川龍之介という名前は知っていますが、私は事前に『蜜柑』という作品を読んだことはありませんでした。
そして、『頬』という文字の読み方と意味も分からなかったが、
文脈から、特に「霜焼けの手」から大体の意味に察しがついた。
なぜかというと、私も小さいごろ、大体そうなんだったから。
自分の小さいごろの体験を照らし合わせて考えると、
自然と「寒いところを出た」の答に辿りつくが、
考えれば考えるほど、迷う気持ちになります。
私が小さい頃「頬が皹だらけ」になるのは、冬の間、寒かったせいもあるが、
同時に家が貧しいのもあって、食べるのが精いっぱいで、
「頬が皹だらけ」になる程度の小さいことには、自分も親もあまり関心を寄せる必要のないことだったと思います。
今の時代なら、例え同じように冬が寒いだろうと、
ちゃんとクリームを付けるなり、防寒さえしていれば、
「頬が皹だらけ」にならないはずです。
それに、女の子は小さいのに奉公に出されたぐらいから、家が貧しいからでしょう。
う~~~ん、迷いますね。
複数選択できるなら、二つの選択肢に全部チェックを入れるけど、四択一ですよね。
結局、試験意図なども考慮に入れて、「寒いところを出た」の答えを変えずにしました。
まあ、いずれにしても、正解として間違ったとしても、
この一つで合格を決められるほどの点数しか取れていないわけではないので、
気にしないことにしました。

・ステップ 昼休み
時は夏、試験している間、教室はクーラーの冷気で寒すぎて、体は芯まで冷えたので、
体を温めるため、家まで歩いて帰ることにしました。
40分かけて。
で、急ぎ足で家まで帰って、昼を食べて、ちょっと余裕があるので、
15分ぐらい横になって休んだ。
そして、再び歩行で試験会場に戻った。
40分x3で少し疲れました。

・ステップ 午後の試験
午後の試験は「翻訳実務」と言って、
実際に文章を翻訳し、難易度も高いので、一番肝心な部分です。
カウントダウンが0になり、開始時間になる途端、

全員が一斉にキーボードを叩く音が溢れた。
びっくりしました。
だって、この勢い感、午前にないものでした。
翻訳って、そんな勢いでできるものなの?
その時は私はまだそんな悠長なことを考えながら、
丁寧に訳す構えで自分のペースでやっていました。
しかし、比較的に優しい日本語→中国語の二つの文章を終わらせたころ、
残り時間のカウントを見るともう半分以上の時間が過ぎたことに気づき、
ようやく焦りだしました。
日本語を中国語に訳すより、中国語を日本語に訳すのがずっと難しい。
しまった、ペースを上げないと終わらないよと、
あせながらをようやく全部の翻訳を終わらせると同時に試験終了のチャイムが鳴り、
そしてパソコン画面が自動的に消えた。
完全にしくじった……少しも読み返してミスを訂正する時間も残さなかった。
後半は慌てていたので、単純ミスだってきっとあるはずなのに。
私のバカ、ワァンンンン
恐らく、若い学生たちは事前に模擬試験を何度かして、受験訓練を受けていて、
だから、最初から私がびっくりしたような勢いで試験に臨んだでしょう。
それに対して、自分は長年自分のペースに慣れきって、
試験そのものの対応方法をほぼ考えませんでした。
もう一つ、午後の翻訳実務は、文学的な内容がまったくなく、
経済、時事などがメインとなっていて、
今回は高齢化社会、グリーンな社会作りなどのテーマでした。

試験が終わって、緊張と慌てたせいか、終わると疲れがどっと来たが、
「近い」ので、帰り道も込むバスより歩きにしました。
今日は二万歩達成。

■試験を経て
午前と午後の部分それぞれ合格すれば初めてこの試験に合格することになる。
一方だけ高い点数を取れてもだめというのは、
厳しいようだが、判断方法としては間違っていないと思います。
午前の部分はN1レベルの人なら試験勉強さえちゃんとすれば合格できるでしょう。
自分もわざわざ文法などほとんど復習しなかったが、
午前の部分が90点以上取れるだろうと思います。
ただ午後はね……失敗が大きい。
とにかく、合格の通達は二か月後。
不安要素があったし、失敗があって満足のいく結果ではないが、
分からないところがほぼなく、一部にミスがあるだろうが、
合格できる可能性が十分ある。
結果はともかく、準備期間と本試験を経て、
いろいろと今の自分に足りない部分や課題が見えてきて、
それだけでも収穫があって、意味がありました。

 

下手な日本語なりに《孺子帝》の和訳を続けていきます。
感想・助言・訂正・指摘など大歓迎。
引き続きよろしくお願いいたします。


最後に息子の一枚。マンゴの丸かじり。

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マンゴの丸かじり

 

『孺子帝』「第七十六章 押掛ける老婆」感想

前の章では東海王が久しぶりに登場すると思ったら、
今度は崔家から怒った婆ちゃんが押しかけてきました!
崔家はお笑いの人材が輩出する貴族ですね。
他にもいるのですか?
「勝ちゃん」あたりが見込みがありそうかな?
それは今後のお楽しみです。

それにしても口の汚い婆ちゃんの言葉遣いってどうすればいい?
そんなの難しすぎて、外国人の私にはよく分かりませんね。
ない知恵を絞って頑張って翻訳してみたのですが、
へんてこな日本語にしかならなかったのでしょうか。
それとも、へんてこ日本語もそれなりの面白さがありますか?
いずれにしても、それはしょうがないことですね。

とにかく、今後ともよろしくお願いします。

 

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カクヨムにて、中国長編架空歴史小説『孺子帝』の和訳版絶賛公開中
中国の小説を日本語に翻訳したものですので、日本語的に至らないところがいろいろあると思います。ご指摘やご応援いただければ大変感謝です。よろしくお願いします。
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