babillion’s blog

地球村人です。プロの翻訳者ではないが、趣味で文章を翻訳したり、気ままに感想文を書いたりします。コメント大歓迎です。よろしくお願い致します。

『孺子帝』「第六十八章 書斎」を更新

今後しばらくは週一回の更新にします。
この作品の翻訳を本職にできれば週三でも行けるのですが、
さすがにできないので、家庭事情と相談しながら、できるだけに更新していきたいと思います。


では、『孺子帝』引き続きよろしくお願い致します。

『孺子帝』67章、倦侯屋敷の「五進」「垂花門」とは?

第二巻「倦侯」スタートです。今後ともよろしくお願いいたします。

今のところ、庶民の住処は基本登場せず、
あるのは皇宮か、地位の高い者の大きな屋敷ですので、
下記サイトから、雰囲気とイメージを掴んでいただければと思います。
https://chinastyle.jp/shigouin01/
皇宮に関して、キーワードで検索すると出てくると思います。
興味のある方はご自分でどうぞ。

垂花門《すいかもん》
簡単に言えば前庭と中庭を繋ぐ門のことです。下の画像を見れば分かりやすいでしょう。
二巻目の倦侯屋敷は図のようなイメージだと思います。
私もぜんぜん詳しくないので、それとなく検索して見つけた画像です。
あくまで参考程度に考えてください。
屋敷は「五進」もあるということは王侯の身分に相応しい大きな屋敷ということです。

 

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五進六進の屋敷

 

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カクヨムにて、中国長編架空歴史小説『孺子帝』の和訳版翻訳絶賛公開中
中国の小説を日本語に翻訳したものですので、日本語的に至らないところがいろいろあると思います。ご指摘やご応援いただければ大変感謝です。よろしくお願いします。
『孺子帝』のリンク先
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918841796

『孺子帝』「第六十六章 追放される者(第一巻完了)」雑談


66は中国では「順調」を意味する縁起のいい数字です。
ちょうど『孺子帝』第六十六章が第一巻の最終章で、年末の最終日に更新できたのもまったくの偶然で、いい縁起を呼んでくれるといいですね。
とにかく、2021年にはよりいい年になりますよう願いましょう。
皆さんも寒気とコロナに気を付けながら、おいしい物を食べて、いい年末年始を過ごしましょう。

『孺子帝』は次巻から舞台が変わって、ますます面白くなります。
乞うご期待です。
それでは、また来年会いましょう。

 

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『孺子帝』「第五十七章 臥虎蔵龍」のメモと雑談

例のごとく、タイトルで少し悩みました。
タイトルの「臥虎蔵龍」はここでは「隠れた人材」ですが、
そのまま「隠れた人材」にするとどうもしっくりこないのでやめました。

垂花門《すいかもん》
作中の屋敷は基本「四合院」の構造しています。
垂花門は二番目の入口です。
屋敷の一番目の門と二番目の門の間は前庭で、
垂花門に入ると屋敷の一番大きい空間の中庭に出られる。
中庭の正面は母屋(宮殿の場合、何々宮という)、両側に片屋があります。
もちろん原作でそれぞれ元の単語があるが、和訳ではそういう風にしています。
「垂花門」みたいな、日本語に存在しない単語はそのままにしています。
垂花門に来たというのは、もう少しで屋敷から出られるということを理解できれば問題がありません。

中国の伝統屋敷こと「四合院」に関して、今後より触れる章もありますので、
その章に辿り着いたら、また少し詳しく紹介します。

 

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『孺子帝』「第五十六章 読史の怒り」の雑談

 

翻訳の途中、タイトルを「歴史を読む者の怒り」にしてみたのですが、
結局、原作のタイトルを直訳した物に戻し、その方が適切と思いました。
直訳の「読史の怒り」だと一見して何?と思うでしょうが、
内容を読めば、理解するのに難しくないはずです。
疑問の提起も読書の醍醐味ではないでしょうか。

この章は、個人的に気に入った一章です。
小さい頃から、歴史書が好きではありませんでした。
何で皇帝、大臣、謀反者、金持ち、武術の達人などの話ばかりだろうと思いましたね。
だから、羅煥章の怒りはある程度理解・共鳴できる部分がありました。
理想を描き、掲げたとしても、殺人や流血も行う。
歴史的、現実的見ても、避けられないことでしょうか?
血肉が付いた文章や小説が中途半端なニュースよりよほど真実味がある気がします。
『孺子帝』の世界では、人を正義と邪悪で区別せず、
あるのは、動機、価値がそれぞれ違う人々です。
真実味のある世界ではないでしょうか。

それでは、今後とも『孺子帝』和訳版をどうぞよろしくお願い致します。

 

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『孺子帝』「第五十五章 膠着」メモ

本章の最後のところ、歩蘅如は淳于梟のことを「淳于師」と呼びました。
私も最初は一瞬あれ?と思ったが、すぐに気づきました。
「淳于梟」の苗字は「淳于」で、「淳」ではありません。
ご存じかもしれませんが、中国人の苗字には、二文字やそれ以上の復姓があります。
例えば、欧陽、上官、司馬、東方、独孤、南宮、西門、夏侯、諸葛、皇甫、司徒など。
本書では、今のところ、上官、淳于がありましたね。

 

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『孺子帝』「第五十四章 気運」感想

東海王は面白いキャラですね。
聡明でありながらバカで、可哀そうでありながら自業自得ですが。
彼が出ると、面白さがぐんと上がります。
陰謀の渦巻く中、いつも笑いをもたらしてくれる、ありがたい存在です。
今後もいろいろ活躍してくれることを期待しましょう。

 

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