babillion’s blog

地球村人です。プロの翻訳者ではないが、趣味で文章を翻訳したり、気ままに感想文を書いたりします。コメント大歓迎です。よろしくお願い致します。

Entries from 2020-09-01 to 1 month

中国の暖房事情?エコ?に関する雑談

中国の暖房事情?エコ?に関する雑談数年前、タクシーに乗ってた時、運転手から持ちかけてきた一つの話題がずっと覚えていました。その話をする前に「供暖」という言葉の意味を説明しておきます。中国の北部地方では、冬が寒いため、都市電気やガスみたいな…

『孺子帝』「第二十六章 呼吸」の雑談

この章をアップする前に、チェックのためもう一度読み返すのだが、何度読み返してもそうであったように、今回も読んでいると夫婦の道に窮地に追い詰められた韓孺子の様子は可笑しくて、思わず笑ってしまいました。本人の立場からだと、大真面目に身の危険を…

ドミちゃんが桃を食べる~

初めてYouTubeを利用してみました。 可愛かったら、応援してね。 youtu.be

『孺子帝』「第二十四章 変わらない年号」の訳者の独り言かな?

この章の最後に、「功成弗居、夫唯弗居、是以不去」という一文があって、日本語訳文を《功を成しても留まらずこそ成し続ける》とルビで付けましたが、直訳するならもっと長くなるので、できるだけ簡潔にしました。引用元に興味のある人は原文で調べてみると…

『孺子帝』「第二十三章 武帝と皇孫」の感想文と問題集?

楊奉の名言がまた炸裂しましたね。「陛下が覚えておいていただきたいのはただひとつ。陛下は利己的であってもいいのですが、利己心には最低のラインがあります。それは、他人が利己的でないと思ってはならないことです。陛下が自分の欲を顧みて天下人のこと…

『孺子帝』「第二十二章 真偽」の感想文と問題集?

韓孺子が二度目の勤政殿入りです。若い皇帝がついに初めて太后と対面しましたね。宦官と大臣の人数の違い、大臣が皇帝に対する姿勢、太后は大臣の目の前で親子の関係をアピールしようとする様子、大臣の疑惑を含む視線、大臣の口論で分かる朝廷内の対立、太…

『孺子帝』「第二十一章 敗戦」の感想文と問題集?

ほとんどの人は中二病的な時代があったと思います。本文の韓孺子も武術に期待して、すごい武術を身に着けたら、無力だった自分の夢を実現できるではないかと思ったが、武術の達人に真実を告げられ、数分もしない内に夢が覚めることになりましたね。『孺子帝…

『孺子帝』10万字目標達成記念

今日の昼、最新の第二十章を公開して、十万字を超えました。 思い返せば、かなり頑張りました。特に翻訳を始めた最初の頃、分からないことや、判断に迷う場面がとても多く、20歳若かったら続けられなかったかもしれません。さすがに40台にもなれば、一旦目標…

中国人の私が日本語のブログを書く意味について

別に大した意味がなく、時間を潰すためとかは本音の一つだが、でももう少し真面目に考えるとしよう。畢竟、私自身は真面目な人間ですので、やっていることにまともな理由をつけるのが習慣です。 理由その一、外国人だからこそ、日本語を書くことが面白いじゃ…

第十八章のタイトル「太祖往事」、つまり「太祖の昔話」

「往事」にすべきか、「昔話」にすべきか、しばらく迷っていたが、やはり「往事」にしました。中国語の原文も「往事」だったし、なんとなく「往事」の方がいいと思います。「昔話」はより頻繁に使われる言葉でしょうが、「往事」別にそれほど見かけない言葉…

及冠《きゅうかん》という言葉の意味が分かりますか

カクヨムにて、翻訳更新中の中国小説『孺子帝』の「近況ノート」というところに書いた内容だが、どうもあまり読まれないらしいので、ここにも転載しておきます。 ———————— 読者が辞書を引く前に、「及冠《きゅうかん》」という言葉の意味が分かるかどうかに…

カクヨムにて、中国長編架空歴史小説『孺子帝』の日本語版翻訳絶賛公開中

タイトルが長くなったが、現在主な活動をしていることです。 作品について 『孺子帝』は中国発の中華大陸を舞台にした架空歴史小説です。著者は「氷臨神下」。中国の大手オンライン小説サイト——『起点中文網』にて2016年から2017年まで連載し、すでに完結し…